先週の土曜日、日本フィルの特別演奏会に行ってきた。
天気は晴れだった気がする。
曲目はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番。
ソリストのアンコールあり。(シューマンの練習曲だったかな)
司会はなく、時間になったら淡々と演奏が始まった。
カーテンコールのときに写真OKとパンフレットに記載されていた。
結構広い世代の人が見に来ていた。
隣の席に座っている男の子が、足や頭を音楽にあわせてゆらゆらさせながら静かに聞いていたのと、ピアコンの第1楽章が終わったタイミングで「すごい…」とつぶやいていたのが印象に残っている。チャイ5の第3楽章のワルツとかめちゃノリノリだった。
演奏はパワフルな感じで楽しめた。チャイ5はホルン5人、トランペットが3人いた。
オーボエの方、深く響く音色で素敵だった。高い音を出すときにベルを思いっきり上にあげていたので、真似してみようかな。
ラフマニノフのピアコンは、とても好きな曲なので生で聴けることを楽しみにしていた。各楽器の動きや音が、スマホで聴くよりも鮮明に聞こえてきて、この楽器こんな旋律やってたんだとか、ここのクラリネットの裏で動いてるファゴットめちゃ綺麗だなとか、色々な発見があって楽しめた。ピアニストの方の演奏は、音の粒がはっきりとしていながらも勢いがあってかっこよかった。最後のメロディの直前で、全員でスウッ、と息を吸う瞬間があり、みんなで一体となって1つの音楽を作り上げている感が…いいね!となった。
チャイ5は指揮者を見ていたが、譜面に書いてある以上の強弱表現をつけたり、かなり大きくテンポを揺らしていて、ダイナミックだった。指揮の振り方も、両腕をラジオ体操のようにに大きくグルグル回したり、指揮台の上で飛び跳ねながら8分を振ったりしていて癖が強かった。見ていて楽しいので好き。
1階のA席で聴いたが、ちょっと弦楽器が籠って聞こえるような気がする。勝手なイメージだが、舞台上で音がドーム状にまとまっているような感じ。トランペットやトロンボーン・パーカッションは、このドームを突き破ってまっすぐ音が届く感じがした。
お手洗いが激混みで、曲間の休憩時間に行くことは断念した。(演奏始まる前に行った)自販機あり。