amslの日記

日々の記録。日記/料理/オーボエ/お出かけなど

結婚指輪を手作りした1日💍

結婚指輪を手作りした。f:id:amsl:20240721181953j:image

お互いに相手の指輪を制作して贈った。
不器用なのでちゃんと丸くなるか不安だったが、先生のサポートもあって問題なく形にできた。

ざっくりした工程と感想

理科の実験と図工の授業がくっついた感じで、とても興味深く面白かった。
専門の道具も沢山あり、工房の雰囲気にわくわくした。

  1. 素材やデザインを決める
    ピンクゴールドがかわいかったが、加工しづらいのと、年を取った時に好みに合わなくなるかもと思い、定番のプラチナにした。細さは2mm。
    光をランダムに反射するところがなんかいいなと思ったので、槌目をお願いした。
    宝石の埋め込みも考えていたが、槌目があるからいいか…となりつけるのは辞めた。
    パートナーはシンプルな丸いデザインにしていた。

  2. 金属の棒をあぶってやわらかくする
    ガスバーナーであぶると棒が赤くなった。水につけるとジュッ!というが、すぐに冷えて素手で触れるようになっていた。
    金属は加熱すると柔らかくなるが、曲げ伸ばしすると固くなる。原子の配列が変わることによるそうだ。
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  3. 必要な長さに切る
    糸鋸でゴリゴリ切っていく。後の工程で指輪が自然と伸びるので、ちょっと短めサイズにする。糸鋸の持ち方を忘れ、寝かせて切ろうとするドジをした。

  4. 刻印する
    ずれた状態の刻印にならないよう、注意して取り組んだ。安定して刻印できる工具を使った。
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  5. 再度バーナーであぶり、曲げて輪っか状にする
    刻印したり切ったりしたことで固い部分とやわらかい部分が混在しているので、一度リセットするために炙るのだそう。
    輪っかにするときは金属製のでかいとんがりコーンみたいな器具に棒を当て、指とペンチでぐにっと曲げた。つなぎ目を合わせる加工は先生がやってくれる。

  6. 輪っかのつなぎ目に接着剤代わりの金属片を溶かし入れて固める
    指輪の金属よりも融点が低い金属片をつなぎ目にのせ、火炎放射器みたいなやつで熱してくっつけた。この方法思いついた人頭いいな。

  7. 金づちでたたいて伸ばし、指輪のサイズを調整する
    再度とんがりコーンに指輪をはめ、金づちでまんべんなくたたいた。たたくと少しずつ広がって、とんがりコーンの根元に落ちていくので、ときどき指にはめてみながら調整する。※槌目を入れる場合はこの段階では何もしない

  8. やすりで削り角をとる
    歯医者さんのドリルのような工具を使い、指輪の表面を削って丸くした。
    いまいち終わりが分からずうーん…となっていた工程。
    鏡面仕上げにしたい場合は、ドリルに取り付けるやすりをどんどん細かいものにしていってピカピカにするらしい。
    削った結果出た細かい金属のカスは、集めて業者に持っていくと売れるらしい。

  9. 槌目を入れる場合は細い金づちで表面をぼこぼこする
    とんがりコーンに指輪をセットし、金づちの細いところでコツコツたたいていく。この過程で指輪がサイズアップしていくので、槌目を入れる指輪はこのときに指のサイズを見ながら作業した。もののけ姫で包帯ぐるぐる巻きの人たちが、金属をコツコツキンキン叩いてた作業と同じ音がした。

  10. 硫酸につける
    この前の工程でもやってたかもしれん。黒ずみや皮脂を落としてピカピカにするそう。

  11. マット仕上げをする
    ミキサーみたいな器具を使用。水が入っており、大量の釘が沈んでいた。指輪を中に入れて、10分くらいミキサーにかけると表面に細かい傷がついてマット仕上げになった。

  12. 完成

指輪のサイズの測り方について

10号と11号の間くらいにしたが、少し緩めだったかも。計測するときは指をピンと張らずに少し力を抜いた状態で計ったほうがよさそう。リングを回しながらだとすんなり抜けるけどまっすぐ抜こうとすると少してこずる、くらいが適正サイズかな。

シルバーとプラチナの違い

練習用にシルバーのリングも作ったので、シルバーとプラチナの違いも教えていただきながらの作業だった。これがなかなか興味深かった。

融解温度

プラチナの方が高い。シルバーはバーナーであぶり過ぎると、赤くなった後ぐしゃっと溶けて、黒ずんだ大きな雨のしずくのようになったが、プラチナはいくらあぶっても赤くなるだけで溶けないのが面白かった。
この堅牢さが永遠の象徴ということで、結婚指輪にはプラチナがよく使われるらしい。

固さ

プラチナの方が固い。炙った後、棒を曲げる工程のとき、シルバーはわりとくにゃっと曲がったが、プラチナはちょっと力が必要だった。

重さ

プラチナの方が重い。

すごく太い指輪が欲しいが市販品がないので作りたいという問い合わせがあり、実際につけてもらうと重い…となることがあるらしい。
重い分遠心力も強くかかるので、手を振った時にすっぽ抜けてどこかに行ったりするケースがあるとのこと。

色合い

シルバーは白く輝くのに対し、プラチナは少し黒光りする。艶のある輝きだと思った。

制作時間・費用

朝10時~夜6時頃まで。ゆっくり時間をとって作れた。

費用は2人分合計で18万円くらい。プラチナリングと、練習用のシルバーのリングもいただける。

余談

お昼は外に出て、韓美膳で冷麺を食べた。冷麺はお酢をかけてさっぱりといただけて、猛暑の中ほっと一息つけた。あとチヂミが美味しかった。


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眠くなりそうだったのでコンビニでアイスコーヒーを買ったが、氷がどこにあるか分からず、やたら苦いホットコーヒーをすする羽目になった。

白いフレンチブルがカートに乗せられて日陰で休んでいた。

手作りしようと思ったのは、指輪の制作工程も含めて2人の良い思い出作りになると思ったから。ついでに、既製品を買うより、手作りの方が安く済むらしい。

パートナーがシルバーリングをこの工房で作ってプレゼントしてくれたことがあり、改めてシルバーリングの経過もみていただいた。調整も依頼できるみたい。

左手の薬指に指輪をつけるだけで、パートナーがいる人間であるという目印になるのは、便利なような、不思議な感じ。

とても楽しい1日になった。