ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)の回顧展に行きました。ベルギーのアーティストで、雑誌やポスターの表紙などで活躍した人です。



不思議な世界観を持った水彩画や版画、立体作品や映像作品を鑑賞しました。
展示会場のようす
土曜日の昼過ぎに訪問。少し待てば絵画の前でゆっくり鑑賞できる、くらいの混み具合で、賑わっていました。若い人が多い印象。
東京ステーションギャラリーは展示室がコンパクトな印象があります。
色付きのフレームに色付きのフォントで、やさしめの文体で書かれたキャプションが珍しかったです。絵本を読んでいるような気持ちになりました。
フォロンが「空想旅行案内人」の肩書を名乗った人だからか、フォロンの作品によく登場する「リトル・ハット・マン」と一緒に旅をするような展示のつくりになっていました。
キャプションで「リトル・ハット・マンも困惑しているようです」みたいな、彼と連れ立って歩いているような内容があったのと、彼自身が結構頻繫に作品中に登場するので、作品から作品を彼が渡り歩いていて、それに同行しているような鑑賞ができて面白かったです。
会場の作りの問題もあると思いますが少し足を運ぶ方向を迷うような展示室になっていたのも、明確な目的のない気ままな旅感がありました。また、作品のテーマ(矢印、宇宙、環境問題など)ごとに展示物をまとめる構成になっていました。
淡いグラデーションのやさしい色使いが結構好きでした。水彩画だと色の移り変わりがシームレスな感じで綺麗。
1980年代のMacのポスターがあったのですが、帽子を取ると虹色のAppleロゴになっている頭部が表れていて、呪術廻戦の例のシーンぽかったです。
戦争や環境問題など、深刻な内容がテーマのときは、ばっちりミサイルやソ連国旗が書いてあったりして、色使いはぼんやりしているのに描かれている内容はきっぱりストレートなところが、意志の強さを感じてかっこいいなと思いました。
ミュージアムショップ

気に入った絵のポストカード(165円×2枚)を購入。
15人くらいで人がいっぱいになりそうな小さいミュージアムショップで、図録・ポストカード・トートバッグ・マグネット・キャンディなどが置いてありました。
開催概要
空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン
FOLON: Agency of Imaginary Journeys
2024年7月13日(土)→ 9月23日(月・振)
休館日=月曜日[ただし7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館]、7月16日(火)
開館時間=10:00-18:00[金曜日10:00-20:00]*入館は閉館30分前まで
一般1,500(1,300)円、高校・大学生1,300(1,100)円、中学生以下無料