ここ半年の読書記録まとめ。アニメ観たりしてたので、あまり本を読めていない。
- 稲垣足穂『一千一秒物語』2000年 筑摩書房
- ロバート・キヨサキ シャロン・レクター 訳:白根美保子『金持ち父さん貧乏父さん』2000年 筑摩書房
- 村上春樹『村上ラヂオ』新潮社 2003
- 村上春樹『村上ラヂオ2 おおきなかぶ むずかしいアボカド』新潮社 2013
- 村上春樹『村上ラヂオ3 サラダ好きのライオン』2016 新潮社
- 中原一雄『写真のことが全部わかる本』インプレス 2018年
- プーシキン 訳:望月哲男『スペードのクイーン/ベールキン物語』光文社 2015
- 山根承子『努力は仕組み化できる』日経BP 2024年
稲垣足穂『一千一秒物語』2000年 筑摩書房
稲垣足穂の全集より。月と星と黒猫とガス燈とピストルがたくさん出てくる、幻想的な物語だった。
全然関係ないのだが、読んでいる最中に日下明さんの画風で映像が浮かんできて、ぼんやりとした不思議な世界観を味わえた気がした。
ロバート・キヨサキ シャロン・レクター 訳:白根美保子『金持ち父さん貧乏父さん』2000年 筑摩書房
超有名な本。すごくざっくり書くと、負債ではなく資産を手に入れよう そのための勉強をしよう という趣旨だった。
資産とは、不動産とか投資信託とか著作権とか、自分があくせく働かなくても自動でお金が生み出されるもののこと。
自分が出来るかどうかは微妙なところだと思った。リスクをとって生活が崩壊するのは怖いし、法律や投資、経営や経済など、多くの領域の知識を学ぶためには、それなりの意欲が必要だ。本を読み終わっても「ラットレースを抜け出したい」「ファーストトラックに乗りたい」という感情は湧かず。雇われの身で将来の不安ももちろんあるけれど、それなりに幸せに日々を過ごせているから、あまり変わりたいという欲求が湧かないのかも。ただ、投資の勉強くらいはしてみてもいいのかなと思ったりした。
お金を働かせるという考え方は、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』にも書いてあったなあ。こちらの本はNISAを始める前に読んだので、長期投資の基本的な考え方を知れて参考になった。
村上春樹『村上ラヂオ』新潮社 2003
村上春樹のエッセイ集。雑誌のコラムで掲載されていたものらしい。この方の小説は、核心に踏み込まずに同じところをずーっとぐるぐる回る展開が多くて、はっきりせんかい!と思ってしまってあまり合わないのだが、エッセイはするする読めて面白かった。小説だと劇的なオチが欲しくなるけど、エッセイには淡々とした日常を求めているのかも。小説がカレーでエッセイがそうめん的な感じ?
宇宙飛行士のトイレ問題の話が印象に残った。
村上春樹『村上ラヂオ2 おおきなかぶ むずかしいアボカド』新潮社 2013
村上春樹のエッセイ集その2。
「ギリシャの幽霊」が良かった。ギリシャのホテルで心霊現象に遭遇したという話なのだが、
何ひとつ感じることなく爆睡しているミウラさんのまわりを一晩かけてぐるぐる回り続け、それで何か得るものがあるんでしょうかね。
こんなふうに冷静に書かれると、不合理な恐怖現象のはずがシュールに感じてしまい、じわじわ面白い。
村上春樹『村上ラヂオ3 サラダ好きのライオン』2016 新潮社
「プレゼントする人、される人」に出てきた以下の一節、分かるなあと思った。
だから誰かからもらった服は、悪いなあとはおもうんだけど、抽斗に入れっぱなしになっていることが少なくない。それらはしばしば、句読点の打ち方や形容詞の選び方が、自分のものとは微妙にずれた文章のように感じられる。
メールの文章も、テンプレートの文面が用意されていても、自分が使わない表記になっていると何となくそこだけ変えてしまったりする。(「、」を減らすとか、「その様に」⇒「そのように」に変えるとか)
中原一雄『写真のことが全部わかる本』インプレス 2018年
一眼レフを買ったので本を読んでみた。F値とかISO感度とか、ダイヤルで調整する値の意味合いが理解できた。うまく使いこなせるようになりたい。
プーシキン 訳:望月哲男『スペードのクイーン/ベールキン物語』光文社 2015
上述の村上春樹のエッセイでおすすめされていた「その一発(この本だと「射弾」と訳されていた)」を読んでみたくて手に取った。
「射弾」は「プーシキン物語」に収録されている1短編。軍隊で名声をほしいままに得ていた男が、ある日赴任してきた若者に人気者の座を奪われそうになり、あせって決闘を申し込むが、決闘の場に現れた若者はサクランボを食べながらひょうひょうとしていて…というあらすじ。男の口調とか性格がガンダムのシャアに似てて、池田秀一さんの声で脳内再生されて面白かった。
山根承子『努力は仕組み化できる』日経BP 2024年
行動経済学の研究紹介が8割くらい、具体的なノウハウは2割くらいだった。
明確な目標と成長を実感するための振り返り、とにかく継続して無意識の習慣にすることが大事という趣旨だった。
楽観的か悲観的かのチェックリストがあったのだが、数値がほぼ真ん中だった。確かに自分が楽観的なのか悲観的なのかよく分からない。よく心配事を抱えてハラハラするので悲観的な気もするし、失敗しても食べて寝たら元気になるので楽観的な気もする。
運頼みか努力重視か?をチェックするリストもあって、こちらもほぼ中庸だった。最終的に物事がうまくいくかは運(確率)だと思うが、努力をすることで上手くいく確率を上げられると思っているので、この価値観が数値に出たのだと思う。