長年行きたいと思っていた藝大卒展に、念願叶って行くことができた。とても楽しかった

土日来場分は事前予約が必要。今年は1月中旬くらいから申込が始まっていた。
入場
土曜日の13:30に行ったところ、キャンパスの外を半周ほどぐるりと回るくらいの行列でびっくり。どうなることかと思ったが、意外にも10分待ちくらいでスムーズに入れた。

会場が広くて、とてもじゃないが全部は見切れない。午後の時間いっぱい使って、黄色い枠で囲った部分を見られた。(点線で書いたのは一部しか見られなかったところ)
都美術館や音楽学部キャンパスもまたの機会に行ってみたいな。
大学美術館
入場口から一番近くにある建物。入って早々AIを使った体験型の作品があり、時代だなぁと思った。
キャプションと共にインスタのQRコードを載せていることが多く、これも時代を感じた。最近は、連絡先交換するときはまずインスタらしいですよ。
その他色とりどりの作品が沢山集められていた。今回行った場所のなかでは1番ポップというか、一般受けするというか、藝大卒展と聞いて人々がイメージするような作品が集められている印象を受けた。
例えば回転するでかいコンビニおにぎりとか、

例えばかわいい恐竜とか

例えば47都道府県を巡って写真を撮っている展示とか


グラウンド
大きな構造物を眺めていたら、よかったら座ってみてくださいと声をかけていただいた。恐る恐る座った。頑丈で、ひんやりとしていた。
声をかけてくださった方は作者さんっぽかったので、色々話を聞ければよかったなぁ。その場では何も思いつかなかった。次行くときは、作品を作るのにどのくらい時間がかかったかとか、材料はどのように調達したかとか、そういう質問をしてみたい。
総合工房棟
建物の中がめっちゃ学校だった。当たり前だが…。蛍光灯の光を反射する廊下、細長いロッカー、角の丸い茶色い机、端が破れた掲示物などをどこか懐かしい気持ちで眺めた。
掲示板に物々交換所のお知らせチラシが貼ってあり、芸術系を感じてよかった。

タイトルも作者も忘れてしまったが、大量の靴下が結びつけてある物体や、映像が布に投影されている様子を鑑賞できる作品があった。この展示物のある空間そのものが1つの作品のように感じられて、心の中に部屋があるとしたらこんな感じだろうか、私の心の部屋の中には何があるんだろうか、とぼんやり考えた。後になってじわじわいい作品だったなぁと思えたのだが、こういう咀嚼に時間がかかる作品は写真に残しわすれて後悔することが多い。
ほか、キャプションごと作品になっててかわいい、動くトラック


液体のりをゆっくり上下にひっくり返し続け、気泡の動きを観察する機械も同じ展示室にあった。液体のりの気泡ってねっとり動いて面白いよね、分かる。子供の頃じっと見ていた記憶を思い出した。
建築学科のエリアでは設計図やジオラマが展示されていた。それまで眺めていた感性爆発な雰囲気とはガラッと変わった、真面目で引き締まった空間に面食らった。スタッフの方も真面目な理系学生さんといった雰囲気。学部によっても雰囲気が全然違うんだろうな…。
中央棟
各教室で映像を上映しているようだったが、腰を据えてゆっくり観る時間がなさそうだったので、軽く建物の中をうろつくだけになった。
彫刻棟
1人1部屋、コンクリート打ちっぱなしの巨大な部屋が割り当てられていて、思い思いに彫刻作品を展示していた。中には部屋の中で来訪者にバトミントンをさせる展示もあった。何で?制作に打ち込むにはすごく恵まれた環境な気がする。
とび職の方が履くような、だぼだぼだけど足首がきゅっとなっているズボンを履いた学生さんが多かったのが面白かった。

絵画棟
ここも1人1部屋割り当てられていて、油絵メインに色々な作品が展示されていた。部屋に入ると油絵の具の濃い匂いに包まれた。小学生の時に楽しく通っていた絵画教室でもこんな匂いがしたなと、作品と全く関係ないところで感傷にひたった。
とびとびの階で展示されていて、階段を駆け上がるので大変体力を消耗した。エレベーターは1基しかなかった。毎日通う学生さんは結構大変な気がする。体力が尽きて、全部は見て回れずに帰路についた。