究極のセールスレター ダン・S・ケネディ著 神田昌典監訳 齋藤慎子訳 東洋経済新報社 2007年
本を読んだきっかけ
セールストークの参考になるかと思ったから。
本の入手方法
図書館。
内容
コピーライティングの本。
主にDM等の郵便物に使われるような技法が沢山のっていた。
もちろんDMだけでなく、メールの文章にも応用できそうな内容だった。
感想
下記引用する、「マーケット分析とプロファイリングの鋭い質問10」はとても役に立つと思った。
普段仕事しているときでも意識したいなと思う。
- お客が不安を抱えている、夜も眠れないくらい心配な消化不良の問題は何か
- お客は何に不安を感じているか
- お客は何について、誰に対して、怒っているか
- お客の毎日の不安上位3つは何か
- お客のビジネスあるいは生活上の、いまの風潮とこれから起こる風潮はどんなものか
- お客が秘かに熱望しているものは何か
- お客の意思決定の仕方に、特有の傾向はあるか(例えば、技術屋=非常に分析的など)
- お客の使う専門用語はあるか
- 同じようなものを売ろうとしているのは他にどんなところがあり、どのように売ろうとしているのか
- 同じようなものを売り込んだところはどんなところで、何故失敗したか
セールスレターの最初に書く、ヘッドラインの文章が穴埋め式で紹介されており、分かりやすかった。
ただ、DMやテレビショッピングで本当によく見る文章(「○○で○○になりました」「お前に○○は無理だって言われたけど、できたんです」)とか
なので、見慣れている感があった。
実際に購入する意思のある層には響く言葉なんだろうな、とは思ったけど。
あとは、
* 相手が商品を購入することによってどのような恩恵が受けられるか
を、詳しく解説することが大事だと思った。
つい製品のもつ機能とか説明しがちだけど、やっぱり大事なのは
「その機能を使うことで何が実現できるか」なんだろうなと思った。
- 五感に訴える文章を書く
ことも大切だそう。
これ、あまり得意でない。
プレゼンのときは色々書いて膨らませた後、
「大げさだったかな?」と思って修飾詞をガンガン減らして、
結果かなり無機質な文になるので。練習していきたいと思った。