昨年11月末に出張ついでに出雲観光をした日の記録。思いがけず充実した旅路になって嬉しかった。
機内誌
仕事目的、観光は二の次状態でほぼリサーチをしないまま飛行機に乗り込んだ。たまたま出雲市の特集が機内誌にのっていて、これはちょうどいいと気になるものをメモ。
メモしたワードは「割子そば」「釜揚げそば」「ぜんざい」「出雲の酒祭」。
なお、これらのワードは今回の旅路で全制覇することができた。
お昼:割子そば

3段に重なったお蕎麦を上から順に食べていく。そばつゆをそばの入ったうつわに直接注いで、上の段を食べ終わったら次の段に流して食べていく。なかなか新鮮で面白かった。味は普通に美味しいお蕎麦だった。
夜:出雲の酒祭と釜揚げそば

仕事が終わって夜、ホテルからぶらぶら歩いて、機内誌に載っていたイベントにやってきた。出雲の日本酒飲み比べのお祭りのようだ。こじんまりとしているが、人がたくさんいて賑わっていた。
受付で1,000円払うと、手首に巻く紫色の紙のバンドと小さな紙コップを渡された。好きな蔵のブースへ行き、コップに日本酒を注いでもらう。飲み終わったらまた各蔵のブースへ行って新しい日本酒を注いでもらう…というスタイルで楽しんだ。最終的に5杯くらい飲んだかな?お酒の名前を見てもよく分からないので、蔵の人に「すっきりめのをください」と言って注いでいただくことを繰り返していた。食べ物も売られていて(これは1,000円とは別でお金がかかる)、せっかくなので色々つまみながらいただいた。
座るところがあまりなく相席させていただいてちびちび飲んでいたら、若いご夫婦と、老夫婦に声をかけていただいた。出雲市民は今「ばけばけ」の話でもちきりだとか、庭が広いとドッグランが出来てよいが、庭木の手入れが大変だとか、日本酒は出雲富士が美味しいとか、色々楽しくおしゃべりさせていただいた。優しくて温かい雰囲気の方々で、帰り際に「楽しい時間をありがとうございました」とお伝えしたところ、「こちらこそ!」と笑顔で送っていただいた。親切にしていただいて、ありがとうございました。
写真を撮り忘れてしまったが、ここで釜揚げそばをいただいた。終わり間際の時間でラスト1個ですと言われたところをすかさず注文。これがとても美味しかった。そば湯が注がれた温かいおそばなのだが、とろりとしていてあたたかくて、今まで食べたことがない感じだった。ほどよく酔っ払って楽しい気持ちでホテルに戻った。どうも自分は日本酒が好きみたいだ、と思えた時間だった。
神迎祭朝の出雲大社
翌朝。昨晩お話した方に、今日は神迎祭でとても混むよと教えていただいた。神在月の時期だったことすら知らなかったが、せっかくだし行ってみようと早起きをして、朝一のバスで出雲大社に向かう。

出雲大社へはバスで40分ほど。バスは満員近く乗車していたが、多くの人は出雲大社より先にある稲佐の浜に向かうようだった。

バスを降りた時、「出雲は空気が綺麗」と昨日の話に出たことをふと思い出して、静かに息を吸ってみた。神社の近くで敬虔な気持ちになっていたということもあるけれど、朝の澄んだ空気が体をめぐって、なんだか清々しい気持ちになった。
この空気を感じながら、弦楽四重奏とかを聴くとすごくいい感じになりそう。





境内をぐるっと回った。参道が長い&わりと坂道で、ゆるく散策して30分はかかる。
本殿の両脇に八百万の神様の宿泊所、という名目の建物があった。丁度この日は神迎祭、神様が宿泊しにくる初日である。朝一だしまだ着いていない神様が多いかも、と思いつつ、手をあわせて挨拶をした。なお二礼四拍手一礼なのを知らず、周りの人が4回拍手していることに気づくまでは二礼二拍手一礼して回っていた。
散歩しているわんちゃんもたくさん見かけた。出雲大社+バギーに乗ってぶひぶひ鳴いているフレンチブル の組み合わせが平和な光景でよかった。
境内でまったりしすぎたため、乗ろうと思っていたバスに乗りそびれた。バスは40分に1本ペース、タクシーは全然走っておらず、配車アプリでも呼べない状態だったので、帰るときの交通手段や場所は予め確認しておくべき。
空港でぜんざいを食べる

ばたついたが、何とか予定の時間に空港にたどりついた。
ここでぜんざいをいただいた。出雲はぜんざい発祥の地だそう。なんてことの無い普通に美味しいぜんざいだったが、発祥の地ときくとなんだか特別な気がしてくる。あたたかくて甘くてよかった。