amslの日記

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【レビュー】カリーナ ロールアップピアノ

オーケストラでより良い演奏を追及するにあたり、和音やコード進行の勉強をして、曲をより深く理解したいと思うようになりました。

スコアをチェックして、譜面制作ソフトに音を打ち込めば和音の雰囲気は分かりますが、そのためにいちいちPCを立ち上げるのはかなり面倒。スマホだと小さすぎて操作しづらい。

なので、目と耳でさくっと確認する道具として、電子キーボードが欲しいなぁ…と思い始めました。

普通の電子キーボードだとでかくて置く場所がないので、コンパクトなものを探しました。

というわけで購入したのがこちら、
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カリーナ(Carina)のロールアップピアノです。

鍵盤の数は61。

だいたい100cmくらいの長さです。

押し入れをデスクにしているのですが、ちょうどぴったり収まるくらいの長さでした。

使用感等レビューしたいと思います。

開封の儀

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水色とピンクのかわいい箱で届きました。


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中には本体と取扱説明書、イヤホンとUSB-typeCケーブル、シール、レビューのお願い的な紙が入ってました。

鍵盤はラバー素材(シリコン?)ぽい。ぷにぷにした感触で、冬だからかひんやり冷たいです。開封直後はゴムの匂いがするので、気になる方はしばらく広げておくといいかも。

ぐっと押し込むと音が鳴ります。

ここからは触ってみて良かった点といまいちだった点を列挙します。

良い点

場所を選ばす気軽に鍵盤をたたける

使わないときはくるくる巻いて保管できます。

バッテリー内蔵なので電源につながなくても動きます。

イヤホンとつなげば周囲に音が聞こえることもないです。

ちゃんと和音が出る

4和音しっかり鳴るので安心しました。

MIDIキーボードとしても使える

MuseScoreで動作確認済み。音荷(音の長さ)の設定はマウスでやらないといけないので、単純に音程を打ち込むだけの道具になりますが、マウス操作で音程を打ち込むよりは早く作業できそうです。他のDTMソフトだと音荷もロールピアノ側で入力できるかも?

作曲にも興味があるので、活用していきたいです。

あと、ピアノ本体側のインターフェースがtype-Cなの地味にありがたいです。

安い

普通のキーボードやアップライトピアノだと万単位でお金が飛びますが、これは5,000円くらいで買えました。

いまいちな点

音量設定がリセットされる

デフォルトの音量が結構でかくて、電源をつける度にいちいち音量を下げるところから始めないといけないのがちょっと面倒です。

また、1分間放置すると自動でスリープする(鍵盤をたたくと復活する)という機能があるんですが、スリープ復帰時に音量設定もリセットされるので爆音で鳴ってびびります。なんでだよ。

しっかり押し込まないと音が出ないことが多々ある

鍵盤を押しているのに音が出ず、押す位置をずらすと出たり、ずっと押しているのに細かく途切れ途切れの音が出たり、といったことがあります。

調子にのって弾きまくった結果、2日目で音が出にくくなった鍵盤があったので(下の方を押すと音が出ないけど、上の方を押せば出る、といった感じ。)耐久性も微妙。

色々遊べる機能があるがクオリティが微妙

  • いろんな楽器の音色に変えられますがそんなに音質よくないです。
  • ビブラート機能がありますが、細かく機械的に音が揺れるというもので、これいる?となりました。

まとめ

  • 和音確認など、補助的な用途で、手軽に音を確認したいが、キーボードだと置場所がない…という方にはおすすめです。
  • ピアノをがっつり練習したい人には、おすすめしません。理由は、音がスムーズに出ないことがかなりストレスになるからです。変な癖もつきそうなので、最初から普通の電子ピアノを買った方がよいです。
  • いずれにしろ、クオリティは普通の電子ピアノの方が圧倒的に上なので、これを買う場合は、ちょっとリッチなおもちゃを買うくらいの心持ちで検討するのがよいと思います。
  • 61鍵と88鍵があり、今回は前者を買いましたが、置く予定の場所の横幅はよく確認した方がよいです。

なんやかんや書きましたが、いざ開封して音が出ることが分かるとすごくテンション上がったし、夢中になって小犬のワルツの練習とかしてるので、個人的には良い買い物でした。