先月は全く本が読めなかった。今月も1冊だけ…。なんとなく身が入らなかった。
マット・エイブラハムズ 訳:見形プララットかおり『Think Fast, Talk Smart 米MBA生が学ぶ「急に話を振られても困らない」ためのアドリブ力』2024 翔泳社
アドリブで話すときに落ち着く方法、話の型などがまとまっている本。
授業の一環で、生徒を複数チームに分けて「5ドルの開業資金と2時間の制限時間で出来るだけ多くのお金を稼ぎ、3分間で成果報告する」という課題を出したときに
優勝チーム以外は資金を元手にサービスを提供する方法をとったが、
優勝チームは成果報告の時間を、会社説明会の場として企業に販売するという手法をとった。
という話が鮮やかでとても感心した。
ほとんどのチームは「顧客の欲しがるサービスを考えなければ」というヒューリスティック(思考の近道)に従ったが、優勝チームはヒューリスティックに頼らず斬新な発想ができた、という例え話だった。
ヒューリスティックは、思考の定跡であり、効率的にはなるがマンネリして新しい発想が出てこなくなるので、これを克服するトレーニングをするのがよい。具体的には、いつも会話をしているときに「いい質問ですね」と言ってしまう→いつもと違う表現にする、など
他参考にしたいと思ったこと↓
- 緊張緩和の方法
- ゆっくり、息継ぎする
- 冷たいものを手に取る
- 唾液を出す(ガム噛んだりぬるめのお湯飲んだりする)
- 主役は聞き手
- そう、それで という受け止め方
- 自分が相手に賛成できる点を考える
- 目先のタスクに集中する
- 聞く力
- 非言語的なところにも注目する
- 相手の意図を明確化する問いかけをする
- 何→それが何→それで何 構文で話を進める